導入事例

国立大学法人香川大学

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香川大学 情報メディアセンター 副センター長 後藤田 中氏 (写真 左側) 情報部 情報基盤課 係長 大野 真伯氏 (写真 右側) 香川大学大学院 創発科学研究科 博士前期課程1年 難波 夏貴氏 (写真 中央)

国立大学法人香川大学(以下、香川大学)では、教職員および学生の協働による大学業務のDX推進の一環として、SPC Leak Detectionを導入。その実質的な運用は、学生を中心としています。導入の経緯とねらいについて詳しく伺いました。(取材日:2022年5月)

教職学協働体制のもと、不正アクセス対策の一環としてSPC Leak Detectionを導入

-SPC Leak Detectionを導入した背景について教えてください。

本学では、大学業務のDXを推進する、「デジタルONE戦略」という取り組みを行っており、職員だけでなく、学生にも自発的に活動してもらう「教職学協働体制」を敷くことで、業務の効率化や、セキュリティの強化を行えるようにしています。

元々、他機関から本学アカウントの漏洩情報の提供は受けていましたが、コロナ禍による環境の変化や、Emotet等の脅威がさらに台頭してきたこともあり、セキュリティを強化したいと考えていました。

さらに本学では、香川県警察からサイバー防犯活動に関する連携の委嘱を受けた、香川大学生によるサイバー防犯ボランティア組織「SETOKU(SEcurity Team Of Kagawa University)」を設立しており、彼らの活動や教育に活かせるツールがないか気になっていました。

大学ICT推進協議会(AXIES)の年次大会でSPC Leak Detectionを知った際、サイバーセキュリティのトレンドである、OSINT(Open Source Intelligence)による情報漏洩検知サービスである点に興味を抱き、導入に至りました。

-『サイバー防犯ボランティア』というのは、ユニークな取り組みですね。SETOKUについてもう少し詳しく教えてください。

SETOKUは、本学と香川県警察とによる包括的連携・協力に関する協定に基づき、サイバーセキュリティ分野の「安全・安心な地域社会の実現」に向け結成された、本学の学生によるボランティア団体です。

本学ならびに地域における、サイバー犯罪被害防止のための教育活動や広報啓発活動、サイバー空間の浄化活動などを、本学の情報メディアセンターと協働しながら取り組んでいます。

高い検知能力に加え、使いやすいUIとドメイン管理のカスタマイズ性を活かし、組織間の情報共有もスムーズに

-SPC Leak Detectionの運用状況について教えてください。

昨今被害が急増している不正アクセス対策の一環として、アカウント漏洩状況の確認と分析を行うために運用しています。他機関から提供されているアカウント漏洩情報と、SPC Leak Detectionの検知情報を照合し、正確な漏洩状況の把握に役立てています。

検知精度に関しては、過去に漏洩していた情報も確認したところ、信用に足る結果が出ているので、安心して利用しています。

また、SPC Leak Detectionの検知情報に記載されている、漏洩したアカウントや漏洩元情報を併せて分析することで、より迅速に、不正アクセスをもたらす問題の発見につなげる仕組みの確立を目指しています。

定期報告のような通常の運用は、非常勤職員として採用したSETOKUの学生コアメンバに任せ、情報漏洩の発生など火急の対応が必要な場合は、情報メディアセンターの担当教職員および、本学内に設置されているCSIRT(Computer Security Incident Response Team)へ報告するようにしています。

今後は、Leak Check Centerを活用することで、いつ・どこで・どのIDのパスワードが漏洩したかを、対象者自身が確認できる環境の整備も進めていきたいと考えています。

-SPC Leak Detectionの使い勝手はいかがでしょうか。

画面が見やすく直観的に操作できます。専門スキルがない学生もすぐに操作ができるので、チーム内でも運用ノウハウが共有しやすいです。今後SETOKUの所属学生が卒業した後でも、後輩に向けて、組織として共有したやり方を残していきやすいのではと感じます。

また、データをCSV形式で出力できるのも、報告時にとても便利です。さらに、管理ドメインを管理者別に割り当てられたり、出力する情報をドメイン単位で選べることで、秘匿すべき情報を報告時に見せないようにする選び方ができる点も評価しています。

漏洩状況が可視化されたことで、SETOKUの活動や漏洩対策に変化が

-SPC Leak Detectionの導入効果について教えてください。

どういう経緯で漏洩したのか、何が起きているのかがわかるようになったことが、大きなメリットと感じています。

SPC Leak Detectionで検知した漏洩情報は、漏洩したアカウントの他、漏洩元の情報も記載されているため、現在流行している攻撃や、狙われやすいサイトについて分析できるようになりました。

SETOKUではこの分析情報を、アカウント漏洩の危険性やパスワード使いまわしの注意喚起に関する啓発活動だけでなく、メンバの教育にも活用していきたいと考えています。

また、漏洩アカウントの調査と、漏洩元の報告が具体的にできるようになり、活動に良い変化があったと感じます。

社会人の卵でもある学生に、こうしてセキュリティの最前線に触れてもらえることは、社会に出たときの大きなアドバンテージになると考えています。

今回の導入によって、本学が進める、学生と職員の協働でセキュリティを強化するこの取り組みに、有益な効果が得られたと捉えています。今後もSPC Leak Detectionを活用し、さらなるセキュリティ対策の向上につなげていきたいと思います。

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法人概要
法人名 国立大学法人香川大学
所在地 香川県高松市幸町1-1
ご利用数 10,000アカウント

※取材:2022年5月
※記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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